クラシックギター入門曲紹介part.1

クラシックギター入門曲紹介part.1

今回はクラシックギターを始める方におすすめの曲をご紹介していきます。今回ご紹介するのは「いつも何度でも」です!考察メインになってます。

曲紹介

こちらはスタジオジブリの名映画「千と千尋の神隠し」で有名な曲ですね。

作詞:覚 和歌子さん 作曲:木村 弓さんの曲です。

冒頭:「呼んでいる 胸のどこか奥で いつも心躍る 夢を見たい〜」

と始まる本当に綺麗で素敵な曲です。この曲を南澤 大介さんがソロギターアレンジしているので、ぜひ動画をチェックしてみてください。

そんなに難しくないアレンジなのにあれほど完成度が高い曲は初心者の方にとてもおすすめです。

譜面はネットから440円で購入できます。とってもお得です…….。

歌詞を考察する

「いつも何度でも」の歌詞を考察しながら、曲についての自分のイメージを膨らませて、自分なりに感情を乗せて魅力的に弾けるようになりましょう。※ネタバレを含みます。

映画「千と千尋の神隠し」のストーリーに絡めながら考察していきます。

まず冒頭の歌詞です。

「呼んでいる 胸のどこか奥で いつも心躍る 夢を見たい」

胸は主人公の千尋の胸の中のことでしょう。千尋が心のどこかで「いつも心躍る夢を見たい」と言っています。

現実は面白くないな、夢を見ていたい。と思っているようです。実際、千尋は大人の都合でせっかく友達のいた学校を転校し、引越しの車の中でした。半ば諦めたような不満げな顔で揺られていましたね。ストーリーが進み、千尋は異世界に迷い込んでしまいました。

曲も進んでいき、次は「さよならのときの 静かな胸 ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく 不思議 花も風も街も みんなおなじ」

というフレーズが出てきます。さよならのときの静かな胸。きっと「死」を意味しているのでしょう。

千尋が死を意識する出来事がありました。消えていく体に恐怖で震えていたシーンです。そしてハクに助けられ、釜爺やリンと出会い、湯婆婆の元で働くことになります。生きている不思議死んでいく不思議、花も風も街もみんなおなじ。いつか死ぬ時が来る。そしてそれまでは生きているという事に気づき、死を感じてからやっと生を感じたという事です。

なんでも諦めたような瞳は、両親を助けるという目標の為に少し灯りを取り戻します。湯婆婆が経営する湯屋「油屋」で働いていくうちに随分顔つきが成長していきました。

映画終盤で無事両親を助けることが出来た千尋。

歌詞は「呼んでいる 胸のどこか奥で いつも何度でも 夢を描こう」となっています。

いつも心躍る夢を見たいと言っていた千尋は、自ら夢を描こうと言うまで成長したのです。この曲のタイトルが「いつも何度でも」なので夢を描こうという意味が込められているのでしょう。

そして去り際、絶対振り向いてはいけないよ。と言われ歩き出すシーンです。

「閉じていく思い出の そのなかにいつも 忘れたくない ささやきを聞く

こなごなに砕かれた鏡の上にも 新しい景色が映される」

千尋は異世界で出会った人や経験したこと、忘れたくないハクの言葉を聞きながらトンネルをくぐります。しかし…….千尋はトンネルを抜けると全て忘れてしまいます。

そして「こなごなに砕かれた鏡の上にも新しい景色が映される」と続きます。

一度はもう立ち直れないなんて思っても、もがいて生きていればまた新しい自分になれる。

後ろ向きだった千尋が前向きになって帰ってきた証拠です。たとえあの世界で起きたこと、出会った人達を千尋が忘れてしまっても、千尋の芯の部分に生きているという証拠です。

そして最後「はじまりのあさの 静かな窓 ゼロになるからだ 充たされてゆけ

海の彼方には もう探さない 輝くものは いつもここに わたしのなかに 見つけられたから」

はじまりの朝、つまり引越し後の新しい朝。ゼロになるからだとは、いつか死んでしまうこのからだ。

もう夢ばかり見ない、輝くものを自分の中に見つけられから。と。

探していた「輝くもの」とは、千尋が学んだ「夢を抱き生きる」という事。

落ち込んだりつらいことがあってもまた夢を抱こう。

失敗してもまた夢を描こう。

いつも何度でも。

ソロギターで大切な心

ソロギターは伴奏とメロディを同時に弾くので、歌詞を伝える事ができません…….。

ですが、だからこそ演奏者は深く深く曲を知る必要があると思っています。伝えたい事を言葉なしに伝えるのは想像を超える難しさです。

そんなソロギターはとても奥ゆかしい奏法だと思います。

まとめ

今回はぜひソロギター入門で手に取って欲しい「いつも何度でも」の歌詞を深く掘り下げて考察しました。

とても長くなってしまいましたが、読んで下さりありがとうございます。考察は人それぞれで、答えもありません。ぜひご自分でもやってみてくださいね。